★一杯のCoffee
僕はコーヒーが好きだ
誤解のないように言っておくと
やたらとコーヒーに詳しいとか
豆がどうのこうのとか一切ない
ただコーヒーが好きなのだ
インスタントでもレギュラーでも
どちらでもいい
おいしいにこしたことはないのだが
コーヒーは一日に2杯は最低飲む
常にホットコーヒーだ
アイスコーヒーも好きなのだが
注文するときは95%はHOTだ
昔はブラックで飲んでいたが
ハワイでコナコーヒーを飲んでからは
甘いコーヒーも好きだ
以前 泊まっていたハワイのホテルで
少し早く目を覚ました僕は
窓を開け裸足のまま一人ベランダに出ると
上半身裸にサーフパンツ姿で
コーヒーカップを手に
ベランダの手すりによりかかって
ハワイの朝の風景と海を眺めていた
朝のワイキキの浜を散歩する年配のカップル
道路を走っているランナー
派手なムームーを着た
ホテルの従業員らしき3人連れ
サーフボードを手に海から帰ってくる人
ホテルや店の前に止まっている
配達だと思われるトラック
隣のベランダで僕と同じように
60歳~70歳くらいの外国人のおばさんが
ベランダの椅子に腰かけ外を眺めていた
ふと目が合うとコーヒーカップをかるく持ち上げ
「Morning!」と笑顔で言ってくれた
「Morning!」と僕もコーヒーカップを
軽く持ち上げながら笑顔で答えた
ただ挨拶を交わしただけなのに
なぜか幸福な時間を過ごしている気がする
今日はいい一日になる気がする
僕が単純な人間だからかもしれない
そのおばさんがベランダ越しに
ビスケットを5枚ほどくれた
肉厚でココナツやナッツ入りで
かなり甘目なテイストだったが
たとえそれがどんな味だったにしろ
その時の僕にはおいしく感じられたと思う
ホテルのベランダから眺めていると
家々のベランダにコーヒー片手に
外を眺めている人たちを目にした
僕はみんなにコーヒーカップを軽く持ち上げ
「おはよう!」とつぶやいた
日本ではこんな気分にはなかなかならない
仕事やストレスで心に
そんな余裕がないのかもしれない
コーヒーの味がどうこうでなく
コーヒーを味わうという時間
コーヒーを楽しむという時間
周りの景色やシュチエーション
そして他人との人間的な接触が
一杯のコーヒーの味を豊かなものにする
出会いや別れ 喜びや悲しみ
色々なシュチエーションで
コーヒーの味わいも変わるのだろうが
日々の生活の中で変わることなく
僕はコーヒーを飲み味わい続ける
外国映画で僕が好きなのが
朝 仕事に行く父親が
コーヒーカップ片手に
子供や妻にキスをして
カップ片手にそのまま車に乗り込み
仕事に出かけるシーンだ
見ていてなんだか暖かい気持ちになる
よく見るが好きなシーンだ
僕はスタバでブログの記事を書いたり
本を読んだりするのが好きだ
僕はスタバフリークではない
他の喫茶店やカフェでもいいのだが
スタバはいい意味で店員がほっといてくれる
そしてこれは重要な事だが
ゆったりと座れるソファー席がある
これがあるカフェならどこでもいい
自分のお気に入りの場所で
自分の好きなものに囲まれて
飲むコーヒーほど美味いものはないだろう
ファイヤーキングを集めているのも
それでコーヒーが飲めるからかもしれない
この時期 外は暑く仕事から帰ると
汗びっしょりになってしまうが
風呂に入りクーラーのきいた部屋で
コーヒーを入れて飲む安堵感
それは何とも言えない気分だ
えっ 今夜もコーヒーを飲むのかって?
もちろんビールに決まっている(笑)
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