2014年06月11日
★近くに泊まろうと脱線

ここ最近の我が家のマイブームは
近くに泊まろうがマイブームだ
観光メインでなく街歩きがメインだ
電車で20分ほどの場所もあれば
1時間ほどの場所もある
観光で何か特別なものがあるわけでもない
何度か行ったこともある街だ
ぶらぶらその街を散歩していると
知っているつもりの町でも
実は知らないことが多かったりする
その街で泊まるホテルは
ビジネスホテルや格安のホテルにしている
その方が気軽に行けるからだ
荷物も少なく格好も普段と同じで身軽だ
暑い夏以外は僕はエンジニアブーツを
履いていることが多いが
夏はショートパンツにぞうりだ
ぞうりも何足かもっている
ハワイアナスが今のようにブームになる
15年ほど前だろうか
当時付き合っていた嫁がメキシコに
旅行に行った土産に買ってきてくれたのが
ハワイアナスだった
天然ゴムが足に心地よかった
ハワイアナスは少し細身な感じがする
僕は沖縄人なのでSKYWAYの島ぞうりを
気に入って履いている
子供の頃から履いていた事もあるし
気取りもなく気軽に履けて
生活の一部に溶け込んでいるのが好きだ
ビニール袋に入れられバナナみたいに
束になった色々な色の島ぞうりが
店先に吊るされていたのを思い出す
ビルケンのサンダルも昔は気に入って履いていた
ビルケンの履き心地に文句はないのだが
島ぞうりのロコ感というか地元な感じが
やっぱり好きで戻ってきてしまうのだ
ちなみに僕は新しいぞうりを買うと
必ずやるのが鼻緒の足の指の股に当たる部分の
製造過程で出来てしまう
ゴムの余りのような部分があるのだが
そのゴムの薄いピロピロの部分を
カッターでそっと削り取るのだ
無造作に履くぞうりなのだが
その部分が当たって皮がむける事もあるからだ
話が島ぞうりの話に脱線してしまった
大磯プリンスホテルは神奈川に住む僕らには
昔から大磯ロングビーチで知っている場所だ
知っていすぎて今さら行かないと
言った方がいいだろうか
昔は芸能人水泳大会なんてのもあったが
正直、ちょっと時代遅れな感じもする
僕も過去に一度しか行ったことがなく
混雑していて疲れた経験しかないのだが
それも相当昔の話だが…
嫁が大磯プリンスが時期外れだと
格安で泊まれるとネットで調べたので
今回の近くに泊まろう!は大磯に決定した
家族3人で一万円弱というリーズナブルさだった
大磯駅はなぜかハイキングに行く
中高年のグループに多く遭遇した
ハイキングで有名なのだろうか
街はやはり少しさびれた感があった
海に向かってブラブラ行く途中に
娘がお腹が減ったと言ったので
気になっていたハンバーガー屋か
もう一つ気になっていたうどん屋があったので
小学一年生の娘にどこに行きたいか尋ねると
即答でうどん屋と答えた
お前はジジイか!と娘に突っ込みながらも
僕たちはうどん屋に向かう事にした
また話は脱線するのだが
仕事から帰ってくると娘が
リビングのテーブルで宿題をしていた
ノートの右端に大きく書いてある言葉で始まる
言葉を何個か書かなければいけないらしいのだが
大きく書いてある言葉は「ま」だった
書いているノートを覗き込むと
「ふんふん まくら あっ枕ね あるある
それから…まつたかこ? 松たか子?
松たか子って言葉か!名前だろ…
後は?…まらすか?…まらすか?
あっ マラカスね! おしい!意味わかんなくなってる」
どうせ話が脱線したついでだが
僕の働く介護施設の入居者の中田さん(仮名)が
以前テレビで見たドラマ「とんび」が泣けたと
僕と話をしているとき
そのドラマ「とんび」の主人公の
役者さんの名前は何というのかと聞いてきた
僕も知らなくて答えられなかったのだが
先日「ニヌファさん、とんびの役者さんの
名前わかったよ 忘れないように
紙に書いといたから」と言って
差し出した紙には「長渕剛」と書いてあった
「中田さん、長渕剛は役者じゃなくて歌手だよ」
そう言って笑ったことがあった
それから2日ほどして僕は仕事中に
ふとその事を思いだした
なんで中田さん長渕剛なんて言ったんだろと
思いだし笑いをしていたが
突然、ひらめいたのだ
「まさか…とんびじゃなくて とんぼ?」
僕は仕事中にもかかかわらず爆笑してしまった
話が長くなってしまったが
大磯プリンスは、1964年開業らしい
併設している大磯ロングビーチと共に
当時はかなりの賑わいだったのだろう
部屋へと続く廊下の絨毯の模様が
レトロすぎて僕は喜んでしまった
部屋も広く、少し古いつくりだが
南国のホテルに来たような雰囲気と
窓から見える一面の海が素敵だった
窓の真下にロングビーチのプールが見える
5月だった為プールは水を張っておらず
きたる夏に向けプールの補修を行っていた
またそのプールの作りが素敵だった
レトロな建物が好きな僕と嫁は
そのプールを眺めているだけで楽しかった
娘とそのプールを近くまで見に行った
プールのペンキを塗っているスタッフと
目が合ったので「こんにちは」というと
「こんにちは」と軽く会釈をしてくれた
インド人のファミリーもプールを覗き込んでいた
僕たちは笑顔で挨拶を交わした
振り向くと朝のバイキングをまだ食べている
嫁が遠くレストランのガラス越しに手を振っていた
娘が「ママー!」と叫んで手を振りかえした
このホテルが出来た1960年代にも
こんな風景があったのかもしれない
同じ神奈川なのにタイムスリップしたような
そんな感じに陥ってしまう
大磯町がのんびりしているので
なおさらそう感じるのかもしれない
ロングビーチの巨大なプールを眺めながら
僕はそんな事を考えていた
話が色々と脱線してしまったが
近くに泊まろうは本当にオススメだ

Posted by ★ニヌファ at 22:19│Comments(0)
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