2014年01月09日
★大晦日
このところ忙しくてブログの更新が出来なかった
みなさんはどんな年を越されたのだろうか?
20代の頃12月30日に風邪を引いてしまい
一人暮らしだったので熱で寝込んだまま
大晦日を迎えてしまった
ふらふらだったが近くのコンビニに
なんとか食べ物を買いに行った
ポカリスエットとカップヌードルを何個か買った
部屋で明かりを消しいつでも寝れるようにして
すぐに飲めるように枕元にポカリスエットを置いた
熱にうかされながらウトウトしたり
ぼんやりとテレビを見たりした
お腹が減ったらお湯を沸かしてカップヌードルを食べた
カップヌードルはなんだか満腹感が無い気がした
ウトウトしてふと目を覚ますと
時計の針は午前零時を過ぎていた
テレビでは行く年来る年をやっていた
「もう 新年か…」と僕はつぶやいた
窓を少し開けると外は真っ暗で
とても寒く静かな夜だった
家々には明かりがついている
きっと家族で正月を過ごしているのだろう
冷たい空気が熱のある体に気持ち良かった
僕は静かに窓を閉めると布団に入った
テレビをつけっぱなしにしていたのに
明かりの消えた一人の暗い部屋は
なんだかとても静かに感じた
正月二日目に友人が僕のアパートを訪れて
コンビニでおでんを買ってきてくれた
「生きてたか」と冗談を言って笑った
これが僕のちょっとさびしい年越しの経験だ
昨年の12月31日、嫁と娘の三人で
茅ヶ崎の海に行った
いい天気で寒さを忘れるほどだった
僕は着ていたダウンを脱ぐと
海岸で石を拾い波にむかって投げた
水面を3~4度はじいて石が飛んでいった
娘もやりたいと石を投げるのだが
水面にドボンと沈んでしまった
しばらく娘と水面に石を投げて遊んだ
打ち寄せる波に嫁と娘が
声を上げて笑いながら逃げ回った
特別な場所に行くわけでもなく
ただ家族で砂浜で過ごすだけだったが
楽しいというより幸せを感じる
そう言った方がしっくりくるだろうか
最近ウルトラマンにはまっている娘が
「パパ りみ大きくなったらね
宇宙警備隊に入るの」と言った
「そうか 宇宙の平和は任せたぞ」と
僕は娘に真顔で答えた
砂浜に落ちていた枝を見つけると
娘が「えいっ!えいっ!」と
ヒーローのようにその枝を振り回した
暖かな陽の光がキラキラと輝く砂浜で
ちっちゃなダンサーが
クルクルと回りながら枝を振り回す
その姿が僕には眩しく映る
「まったく 女の子なのにね
怪獣大百科なんか読んじゃって…」と
腕組みをして呆れ顔で嫁が言った
砂浜から上がると海岸沿いの小道にある
海を一望できるベンチに腰かけた
えぼし岩や江の島が遠くに見えた
ベンチで腰かけている後ろを
マラソンをする人達が駆け抜けていった
今日が大晦日なんて信じられなかった
「なんかいつまででもいれるね」と嫁が言った
時々あの熱に浮かされ一人で過ごした
大晦日を思いだすことがあった
特につらい経験ではなかったが
妙に忘れられなかった
あの窓を開けた時の冷気と
熱で火照った体と家々の明かりを
今でも覚えている
嫁と付き合っていた時に過ごした大晦日や
結婚して共に過ごした大晦日も
楽しいものだったが
娘ができて共に過ごす大晦日は
より大きな幸せを感じた
大切な人が多いほど喜びも大きいものだ
それが家族を持つ喜びなのだろう
何処で過ごすかという事よりも
誰と過ごすかという事が大事だ
なにせ僕たちは未来の
宇宙警備隊隊員と過ごしているのだから(笑)
遅れてしまったが
昨年僕のブログを訪問してくださった方々
本当にありがとうございます
今年も皆さんにとって
素晴らしい年でありますように
心より祈っています
ニヌファ
Posted by ★ニヌファ at 21:48│Comments(0)
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